2016年2月29日月曜日

Leap Year


今日は2月29日だが(日本はもう日付が変わってしまったけど)、今日は何の日だろうか?いくつか挙げてみたいと思う。

1つ目はもちろん、うるう日である。4年に一度のことだし、ブログに2月29日の日付を残そうと思って今この記事を書いているところである。最近は、Facebookがどんどんお節介になっていくので、「今日はうるう日ですが、何をしますか」的なことを聞いてきた。まあ、特別なことはしていない。しいて言えば、うるう日に関するブログ記事を書いているくらいだ。

2つ目だが、イギリスやアイルランドでは2月29日は「女性から男性にプロポーズしてよい日であり、しかも男性は断ってはいけない日」だそうだ。このやや奇妙な伝統には、それにふさわしい怪しげな起源が言われているそうだ。曰く、5世紀に聖パトリック(アイルランドにキリスト教を伝えた聖人)が始めただとか、13世紀にスコットランドのマーガレット女王が、プロポーズを断った男性に罰金を科す法律を定めただとか、諸説入り乱れている。もちろん、これらの言い伝えはおそらく嘘らしく、この伝統は19世紀位から始まったものらしい。

Twitter で、この伝統のことを「イギリスは恐ろしい所だ…」とやや男性目線の感想を添えてつぶやいている人がいた。もちろん、現代人の、しかも草食系の多い日本人男性の感覚としては、まあそう思うのも仕方がないと思う。ただ、こういう風習が現れるのは、少なくともつい最近まで西洋社会が非常に男性優位な社会だったことの表れともいえる。実際、これもどこまで本当の話かは分からないが、うるう日に女性がプロポーズしてもよい理由として、昔の法律はうるう日の扱いに曖昧なところがあって、いわば法律の抜け穴的なタイミングだからだ、という説があるくらいである。

このほか、アメリカでの似たような風習など、うるう日における「ジェンダーの逆転」は色々と広がりがあるトピックの様である。これらの風習について、BBCが面白いクイズを作っていたので、関心がある方は下記のリンクを確認していただきたい。


さて、今日は何の日の3つ目は、「にんにくの日」である。これは、日本でしか通じない語呂合わせなので、もちろんイギリスでは全く関係ないが...ただ、Facebookやtwitterに、筆者の好きなニンニクをふんだんに使ったラーメン屋に関する記述が多く出ていたので、ちょっと里帰りしたくなった、というだけだ。
そういえば、筆者が大学の時に所属していたサークルは、有志が毎月29日に焼肉を食べに行く企画をしていた。そして、普通の年の2月は2月9日に開催していたが、うるう年は2月29日にいつも以上に大々的な企画をしていた。今でも、後輩たちはあの伝統を続けているのだろうか?


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